地中熱ヒートポンプおよび地中熱交換器LCEMツールオブジェクト公開
Objects of LCEM tool for Ground soure Heat pump and Ground source heat exchager
Objects of LCEM tool for Ground soure Heat pump and Ground source heat exchager
LCEMツールは、Microsoft社の表計算ソフト、Excelを基盤とするエネルギーシミュレーションツールです。国土交流省営繕部が開発・配布していて公共建築物のエネルギーマネージメントツールとして使われています。また、民間企業や研究・教育機関においても活用されています。
ツールは下記のリンクより無料でダウンロードできます。
ヒートポンプの運転効率はヒートシンク・ヒートソース側の温度に影響をうけます。冷房時にはヒートシンク側の温度が低いほど、暖房時にはヒートソース側の温度が高いほど運転効率は高まります。これに対して、地中温度は深度5mより深いところでは年平均気温に等しくなります。つまり、夏季には気温より地中温度が低く、冬季には高くなるわけです。この温度差を利用するものが地中熱利用ヒートポンプです。
地中熱ヒートポンプに関するより詳しい情報は以下のリンクを参照ください。
今回公開するオブジェクトは、地中熱ヒートポンプと地中熱交換器です。
地中熱ヒートポンプ
Water-to-Waterタイプ 11機種
Water-to-Airタイプ 6機種
地中熱交換器
ボアホールタイプ・シングルUチューブ
ボアホールタイプ・ダブルUチューブ
上記のオブジェクトのほか、期間計算用構築シート、サンプルデータを公開しています。
今回公開するオブジェクトの利用に際して生じる諸事案に対して一切責任を負いかねます。
アンケートに答えてオブジェクトをダウンロードする方は下のボタンを押してください。
地中熱交換器オブジェクトの計算理論や検討例は以下の論文から参照できます。
(1)地中熱利用HPモジュールを用いた検討事例
・地中熱利用システムを含む空調熱源トータルシステムシミュレーションツールの開発 ・地中熱源と空気熱源のハイブリッド利用による空調システムの設計・運用に関する研究 ・地中熱利用ヒートポンプシステムのシミュレーションモデル構築(2)設計参考資料など
・設計時における地中熱ヒートポンプシステムの省エネ効果 簡易推定 手法に関する研究 ・Early design strategy for hybrid ground source heat pump systems for a commercial building